今回の労働福利委員会セミナーは合同会社洛陽⼈事教育研究所 業務執⾏役員 田畑啓史さんによる、「大介護時代を乗り切る仕事と介護両立環境」～増加するビジネスケアラーの現状と組織的支援体制の必要性とは～、についてご講演頂きました。
ビジネスケアラー対策法、ガイドライン、国や省庁等の動向、介護に必要な知識についてとても分かりやすくご説明いただき、とても参考になりました。
特に個人、企業として現状の把握と必要な知識を得て準備することが必要です。
ビジネスケアラーは2030年には318万人に増え、経済損失も9兆円以上と予想されています。東京都では1兆円越、神奈川県では5,000億円越と試算されています。
介護の負担額は施設入居で平均して月20万円、在宅介護で平均して月4万円となり、介護離職をするとむしろ介護の負担は増え、同居によって介護リスク増や離婚の可能性がでてくるとのことでした。
介護が急に始まって介護の沼にはまらないためにも日頃から知識を深め、セミナー等を通して各企業に応じた具体的な支援の在り方を考えていく必要があると思います。
株式会社エスエフシー新潟 橋本 大 氏
