イベントアルバム

11月04日 技術委員会工場見学会

絶好の見学日和の中、合計14人の参加者で、石坂産業株式会社の産廃処理工場と、工場を囲む森を見学した。産廃業は静脈産業として社会に不可欠な存在だが、自分の地域にはいらないと嫌われる。首都圏の産廃の最終処分場が東北・中国地方にあり、残容積が17年分という説明には皆ショックを受けていた。石坂産業の工場では、何段階もの「分級」でサイズを揃え、先進装置と人手で徹底して「分別」しており、その工程には感銘を受けた。結果、処理工場から出る物の98%が「売り物」で、業界でも抜きん出た数字である。更に100%を目指しているそうだ。石坂産業では、過去のいわれのない非難を切っ掛けに、地域に必要とされる会社を目指しており、SDGsにも積極的に取り組んでいる。処理工場は完全に建物で覆われ、換気時の粉塵除去には購入電力の4割を当てている。工場内も「全て見せる」方針で安全な見学用通路が整備され、写真撮影もSNS投稿も自由だそうだ。工場周囲の美しい森は、産廃のリサイクル資材も活用して整備され、地域の人達が入場料を払って訪れていた。森の落ち葉は肥料として製品化し、自社の農場でも使用している。農場で採れた野菜を使った昼食には皆大満足だった。森の管理に必要な費用の3分の2は、入場料や売店・食堂・製品の売上げなどで賄えているそうで、企業側が一方的に奉仕する地域貢献とは一線を画している印象を持った。
三上特許事務所 三上 結