第18回横浜ITフォーラム2023は、横浜市経済局共催・横浜商工会議所、公益財団法人横浜企業経営支援財団、横浜ＩＴクラスター交流会後援で、横浜情報文化センターホールで開催されました。第一部は、富士通Japan株式会社 岩津聖二様の「ヘルスケアICTのこれまでとこれから」というお話でした。コロナ禍を経た医療現場の変化、国が推進する「医療DX」とそれに関連するカルテ等の電子化と法令規則の変遷について説明いただき、医療のIT化の現状と課題、今後の取り組みがよく分かる講演でした。
第二部は、学校法人昭和大学 中村明央様から「Well-Being社会をめざす昭和大学の取り組み」というテーマで、昭和大学が開発している医療情報を本人が管理するためのスマホアプリ「WAKARTE」の事例が紹介されました。高齢化社会を迎え、医療情報の活用が必要な中、マイナンバーカードの保険証利用の誤登録問題等でネガティブなイメージも広がっています。WAKARTEは「カルテは本人のもの」という考えのもと本人の意思で共有や活用ができ安心感があります。電子カルテの外部接続禁止等の制約の中で、Fuzzing QRコードのような安心して利用できる工夫にも感心しました。
WAKARTEで利用されているFHIRはWEB(RESTFul)で医療情報の交換を行う規格です。この業界に従事する者として、インターネットが医療や健康のためにも活用されるよう貢献できればと感じた講演でした。
株式会社ネットフォレスト 川原 啓 氏
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会場全景
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坂井会長挨拶
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星﨑局長挨拶
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講演者岩津様
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講演者中村様
