快晴の天気の中、１８人の参加者で崎陽軒横浜工場を見学した。
崎陽軒のシウマイ弁当といえば、神奈川県民にはなじみの深い弁当だ。
内容は崎陽軒の歴史ＶＴＲ、シウマイの製造工程見学、しょう油の「ひょうちゃん」展示見学、駅弁の歴史、シウマイ弁当のひみつ、弁当の箱詰めライン見学、できたてのシウマイ・シウマイ弁当のおかず・中華菓子の試食と盛りだくさんの内容だった。
ＩＴ技術を駆使して自動化することがクローズアップされる中、弁当の箱詰め工程を人手で実施していることには驚かされた。
保存のきくシウマイは可能な限り自動化されていたが、弁当をおいしく提供するための創意工夫の末、機械が実施するよりも人手で実施する方が良いと結論に至ったとのこと。
東京―大阪間の電車の行程のうち東京から近い横浜という不利な立地で、特色のあるものを開発、認知度をあげる工夫の数々を実施して今のポジションを築きあげた歴史ＶＴＲは興味深いものだった。中でも横浜駅ホームでシウマイ弁当の売り子「シウマイガール」が直接電車の窓越しで販売したことはキャンペーンガールの走りであったことや、飛行機を利用した無料引換券配布、冷たくなってもおいしい弁当の開発は当時ではセンセーショナルな工夫だったのだと考える。
身近なシウマイ弁当だが、知らないことが知れる有意義な工場見学だった。本見学会の企画・遂行に尽力頂いた方々に感謝申し上げたい。
㈱エルテックス 大橋 朗大
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工場内東海道線を模したコーナーにて集合写真
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できたてシウマイの試食
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歴代ひょうちゃん展示
