新川崎駅にあるNANOBICに技術委員会26名が集まりました。NANOBICはナノ・マイクロ産学官共同研究施設として日々研究開発が行われている施設で、この日は日本IBM社が開発している量子コンピュータの実機の見学とその技術のオリエンテーションを行っていただきました。
外見は美しい巨大な円柱状のデザインで、数メートル四方の筐体に収まっています。しかしその実態は巨大な冷凍庫とでもいうべき技術の粋の塊。超伝導を実現するために内部の温度は数百ミリケルビンに冷やされているとのことで、まさに想像を絶する世界でした。また内部で利用されている金属加工は川崎の町工場とも連携して作られているそうで、実際にレプリカも拝見させていただくと、内も外も芸術的ともいえる美しさでした。
量子コンピュータと言えば、量子ビットを用いた超高速な組み合わせ計算によって現在の暗号化技術が突破されると揶揄されることが多い印象がありますが、本来は生命科学や医療、データ解析、AIなどの分野で幅広く活用されうる技術です。この先のロードマップでもエラー補正などの様々な機能拡張予定が提示されており、実物を拝見した後では一層期待が高まります。現在は基本無料で一部の機能を利用することも出来るそうで、早速私も使ってみたいと感じる、大変有意義な見学会となりました。
株式会社ノックスデータ 木村 英侑 氏
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集合写真１
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集合写真２
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量子コンピュータ模型
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質疑応答
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見学風景
