技術委員会主催による第9回アプリケーションコンテスト発表・審査会が行われました。KIA会議室で発表となりましたが、Zoomオンライン配信も行い、会場+オンラインのハイブリット開催となりましたが多数の聴講者に参加して頂きました。
今回はアフターコロナとなりリアルな世の中に戻った影響により、各社業務が繁忙となったことも相まってやや少な目の4社4チームによる発表となりました。少数精鋭となり発表された作品はトレンド技術やアイデアを取り入れた作品が揃った格好となり、プレゼンテーションのレベルも高く、緊張の中でも各チームが楽しみながらアピールが行われました。また会場の参加者やオンライン参加の方々からも様々な質疑応答が飛び交い、活気と笑いが交じった発表・審査会となりました。
技術委員会メンバによる一般審査、昨年に引き続きご後援を頂いた横浜市様、川崎市様を含めた特別審査員による最終審査を経て各賞が決まりましたが、レベルが高く甲乙つけがたい作品が揃ったことで審査員も悩んだ審査会となりました。以下、受賞作品となります。
最優秀賞 「友達を誘おう(友達 100 人への道)」ピー・アイ・スクエア株式会社
(chatGPTを使った会話形式のシミュレーションアプリ)
・ChatGPTが友達役、チャット形式で誘う文章を送ると返答が返ってくる。
・規定回数以内に「行く」と言わせたら成功。
・レベル選択あり(イージー、ノーマル、カスタム、ヘル、リアル)カスタム:任意の特徴を入力できる。
会場でもカスタムに「怖い人」などのパラメタを設定して大いに盛り上がりました。レベルと組み合わさることで「怖い人」がより強固な返答に。誘いに対する返答内容がチューニングされており、リアルに近い感覚を受ける作品になっており見事に最優秀賞となりました。
優秀賞 「AIBOW2」株式会社ジェイエスピー
(ボウリングスコアを自動で読取、記録・管理するアプリ)
・スコア記録の手間を解決するために自動読取機能を搭載し、手軽にスコア記録を行う。
・スコアを見える化することで、自身の成長につながる。
・先端技術研究会の幹事会社として実施している「Flutter技術」を活用したアプリ。
紙や画面からの取り込みによる自動記録を目指したアプリで、AI×IoTを使った点が高く評価されました。会場からはゴルフのスコアなどにも応用して欲しいなど、大いに盛り上がった作品となり受賞となりました。
優秀賞 「D!!!」デジタルコム株式会社
(「いまどうしてる?」が一目でわかるコミュニケーション促進アプリ)
・自分が設定したステータスをアプリに反映し、相手からもそれが見える
GASを使ったシンプルなサーバレスアプリ。「D!!!」という名称は「X」になぞった一文字を会社名から採用した由来なども披露してもらい、会場でも大いに盛り上がりました。シンプルな仕組みや昨今の在宅事情を捉えた点が高く評価され受賞となりました。
シンポー情報システム株式会社 石川 真吾