技術委員会主催による第10回アプリケーションコンテスト発表・審査会が行われました。
今年は記念すべき10回目ということで、昨年を上回る参加チーム数となり、全8チームによる発表が行われました。
そのため、KIA会議室は満席となり、会場に収容できない聴講者の方々にはzoomを通じてオンライン視聴をお願いしました。
発表された作品の中には、AI技術を活用したものや、業務で使われていない新しい技術を取り入れたものがあり、どれも魅力的でした。
プレゼンテーションは非常に高いレベルで行われ、質疑応答も活発に進められました。
限られた時間の中で、新技術を採用したアプリの開発や資料作成を行うことは大変だったと思いますが、どのチームも実際に使用したいと思える実用的なアプリケーションを発表しており、その成果には感銘を受けました。
審査は、技術委員会メンバーによる一般審査に加え、昨年に引き続きご後援を頂いた横浜市、川崎市をはじめとする特別審査員による最終審査が行われ、以下のチームが表彰対象となりました。
最優秀賞 VRMC‗SupportApp ノックスデータ株式会社
(VRMと生成AIを用いて、「キャラクターによる日常の支援」を目指したWebアプリ)
概要:
・上司などから部下への何気ないメッセージがストレスになる可能性を客観的に分かる。
・メッセージをAIがやわらか文章に変換してくれる。
メッセージを受け取り側がキツいと捉える文章を柔らかく変換してくれる機能が好評で見事に最優秀賞を受賞しました。
優秀賞 クイズファミリー 株式会社ブースターテクノロジー
(遠隔地に暮らす両親の安否確認と脳を活性化するWebアプリ)
概要:
・クイズに挑戦することで脳の活性化を図り、クイズの解答を行うことで安否確認を行う。
・Googleアカウントがあれば簡単に利用することができ、高齢者でもタップ操作による簡単操作で利用出来る。
相手側のタイミングを気にせず安否確認を行うことが可能な点と安否確認と脳の活性化が同時に行う事が出来る点が評価され、優秀賞を受賞しました。
優秀賞 Psychic Motion 株式会社エルテックス
(魔法のようにIoTデバイスを操作)
・手の動きを認識し、AIを活用することでどのジェスチャーかを判別する。
・判定結果に応じたIoTデバイスを操作することが可能。
リモコンや音声認識を使わずに手の動作だけでデバイスを操作でき、機械学習をすることで新しいジェスチャーを追加することが出来る点などが評価され、優秀賞を受賞しました。
執筆 技術委員会 アプリケーションコンテストWGメンバー ㈱アイティサーフ 杉原 拓実氏